「地方から『熱狂』を創り出す。」
2026年6月4日(木)、福岡市中央区大名のPEAKY’Sにて、sports base fukuoka エピソード3を開催しました。今回のゲストは、株式会社鹿児島レブナイズ代表取締役社長COO 有川久志氏。「3,000のスタジアムを見て、地方から『熱狂』を創り出す。」をテーマに、スポーツクラブ経営や地域活性化、人を動かす仕組みづくりについてお話しいただきました。
▼次回のsports base fukuokaは2026年7月23日(水)
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登壇:有川 久志 氏(株式会社鹿児島レブナイズ 代表取締役社長COO)
電通でスポーツビジネスに携わった後、東京ヤクルトスワローズの球団改革、FC KAGOSHIMA設立への参画、鹿児島ユナイテッドFC、そして現在の鹿児島レブナイズ経営へと、多様なスポーツビジネスの現場を経験されてきた有川氏。
スポーツクラブ経営だけでなく、地域活性化やコミュニティづくりにもつながる内容に、多くの参加者が耳を傾けました。
3,000のスタジアムが教えてくれたこと
講演の冒頭では、有川氏が国内外3,000を超えるスタジアムを訪問し、野球聖地150選スタンプラリーの日本最速達成者としても知られていることが紹介されました。
その経験について、「見て終わりではなく、その現場でどのような点に熱狂を感じられるかをメモすることが大事。それを続けることで自然と熱狂の本質が見えるようになる」と語られました。
現場で得た経験の積み重ねこそが、クラブの価値づくりにつながる。そんな実践的な学びが共有されました。
休日の「暇つぶし競争」に勝てるか
講演で語られた内容の一つは、スポーツクラブが置かれている競争環境についてでした。
「365日24時間は誰にとっても平等。その人の休日の暇つぶしの選択肢が、街の価値を決める。」
スポーツクラブの競争相手は他クラブではなく、テーマパークや映画館、ショッピングモールなど、あらゆる余暇の選択肢です。
来場者に「わざわざ行きたい」と思ってもらう理由をつくれるかどうか。その視点はスポーツビジネスだけでなく、地域に人を呼び込むあらゆる取り組みに共通する考え方として紹介されました。
地方でゼロから挑戦するということ
FC KAGOSHIMA設立から鹿児島ユナイテッドFC誕生までのエピソードも語られました。
地方で新たなスポーツ文化をつくるには、多くの壁があります。その中で紹介されたのが、
「いつか孫に自慢しよう」
という言葉でした。
成功しても失敗しても、いつか孫に「こんな挑戦をしたんだ」と語れる人生にしよう。そんな想いを合言葉に仲間を集め、前例のない挑戦を続けてきたそうです。
スポーツに限らず、地方から新しい価値を生み出そうとするすべての人に向けられたメッセージとして、参加者の心に残る内容となりました。
鹿児島レブナイズが目指す未来
講演後半では、鹿児島レブナイズの現在地と今後のビジョンについて紹介されました。
2026年4月にはクラブ史上最多となる3,939名の来場者を記録。その先には、
「バスケットボールを地方創生のセンターピンにする」
という大きな構想があります。
スポンサー企業同士のネットワーク形成、地域経済との連携、そしてクラブを中心としたコミュニティづくり。スポーツクラブを単なる競技団体ではなく、地域を動かすプラットフォームとして捉える考え方が印象的でした。
交流会
講演後は交流会を開催しました。
スポーツチーム関係者、スポンサー企業、自治体関係者、学生など、さまざまな立場の参加者が集まり、講演内容をきっかけに会話が広がっていました。
名刺交換だけでは終わらない、sports base fukuokaらしい交流の時間となりました。
おわりに
sports base fukuokaは、定期的に開催しています。
次回(7/23)は、佐賀県 SSP推進局 SSP総括監・日野稔邦氏をお迎えし、「行政はスポーツで地域をどう変えるのか?」をテーマに、スポーツを通じた地域づくりの可能性について語っていただきます。
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開催概要
イベント名:sports base fukuoka エピソード3 「3,000のスタジアムを見て、地方から『熱狂』を創り出す。」
日時:2026年6月4日(木)18:30〜21:00
会場:PEAKY’S(福岡市中央区大名)
主催:モリアゲアドバイザー / エンドライン株式会社