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sports base fukuoka エピソード5 開催レポート

sports base fukuoka ep.5開催レポート|2026年8月19日開催「縮小市場でNo.1になる経営戦略。秋田という課題先進県で学んだ、地方で勝ち残る実践論。」のイベント参加者集合写真

「スポーツで地域を盛り上げる。」

2026年8月19日(水)、福岡市中央区大名のPEAKY’Sにて、sports base fukuoka エピソード5を開催しました。

今回のゲストは、秋田ノーザンハピネッツ株式会社 代表取締役社長・水野勇気氏。「縮小市場でNo.1になる経営戦略。秋田という課題先進県で学んだ、地方で勝ち残る実践論。」をテーマに、人口減少が進む秋田県でプロスポーツチームを立ち上げ、地域に根付くクラブへと成長させてきた取り組みについてお話しいただきました。

ファンも認知も十分ではないところから、どのように地域を巻き込み、「秋田に必要なクラブ」をつくってきたのか。

地方×スポーツの可能性について考える時間となりました。

登壇:水野 勇気 氏(秋田ノーザンハピネッツ株式会社 代表取締役社長)

人口減少が進み、地方ならではのさまざまな課題を抱える秋田県。

水野氏の講演では、そんな秋田でプロスポーツチームを立ち上げた背景から、地域の人たちを巻き込み、クラブを成長させてきた取り組みについてお話しいただきました。

プロスポーツチームをつくること自体を目的にするのではなく、その先にある「秋田をもっと盛り上げたい」「地域の人たちに楽しみをつくりたい」という想い。

地方でプロスポーツクラブを経営してきた水野氏だからこその、実践的なお話が続きました。

水野勇気氏が秋田ノーザンハピネッツの地域との接点づくりについて講演している様子

 

「秋田に楽しみをつくりたい」から始まった挑戦

秋田ノーザンハピネッツの挑戦は、プロバスケットボールチーム設立に向けた署名活動から始まりました。

人口減少が進む秋田で、「秋田が好きだからこそ、秋田に新しい楽しみをつくりたい」という想いから始まったプロスポーツチームづくり。

スポーツには、多くの人を巻き込みやすく、メディアにも取り上げられやすいという特徴があります。

そこでプロスポーツを地域を盛り上げる一つのきっかけとして捉え、チーム設立に向けた活動を進めていきました。

また、雪の多い秋田という地域特性も踏まえ、天候に左右されにくいインドアスポーツであるバスケットボールを活かした地域づくりに取り組んできたことも紹介されました。

地域が抱える環境や課題をマイナスとして見るだけではなく、その土地ならではの特徴を活かしながらスポーツにつなげていく。

地方でスポーツビジネスを展開するうえでの考え方が語られました。

まず大切にした「接点づくり」

講演の中で印象的だったのが、クラブと地域の「接点をつくる」ことの大切さです。

チームができたからといって、最初から多くの人が試合を観に来てくれるわけではありません。

そこで、地域の人たちにまずクラブを知ってもらい、「一度試合を見に行ってみよう」と思ってもらうためのきっかけづくりに力を入れてきました。

その一つが、チケットの招待施策です。

まずは会場に来てもらい、実際に試合や会場の雰囲気を体験してもらう。そこからクラブとの新たな接点をつくっていきました。

こうした取り組みはクラブ設立当初だけではなく、現在でも大切にしている考え方だと語られました。

また、当時の秋田県の人口約111万人にちなんだ「111」のユニフォームを配布するなど、地域とのつながりを意識した取り組みについても紹介されました。

単に試合を開催するだけではなく、地域の人がクラブに触れるきっかけをどれだけつくれるか。

地域に根付くクラブをつくるうえで、その積み重ねの重要性が伝わる内容でした。

バスケットボール以上に、地域を盛り上げる存在へ

水野氏のお話を通して一貫していたのが、バスケットボールだけを盛り上げることがゴールではないという考え方です。

プロスポーツチームとして試合に勝つことや、多くの観客に会場へ来てもらうことはもちろん重要です。

しかし、その先にあるのは、クラブを通じて地域そのものを元気にしていくこと。

地域の人たちに楽しみをつくり、企業や行政、地域住民などさまざまな人を巻き込みながら、秋田に新しい価値を生み出していくことです。

「地域に必要だと思ってもらえる存在になりたい。」

スポーツチームが地域に存在する意味とは何なのか。

人口減少という課題に直面する秋田だからこそ、スポーツを通じて地域に新しい価値をつくっていく。

地方でスポーツビジネスに取り組むうえで大切な視点について考える講演となりました。

sports base fukuokaのイベント会場で、スクリーンを使った講演を参加者が聴いている様子

交流会

講演後は交流会を開催しました。

スポーツチーム関係者、企業の担当者、学生など、さまざまな立場の参加者が集まり、水野氏の講演内容をきっかけに交流が広がりました。

地方でのスポーツビジネスや地域との関係づくり、クラブ経営などについて、それぞれの立場から意見を交わす、sports base fukuokaらしい時間となりました。

会の最後には、水野氏と参加者の皆さまで記念撮影を行いました。

sports base projectのイベント終了後、登壇者と参加者が会場で撮影した集合写真

おわりに

今回のsports base fukuokaでは、人口減少が進む秋田県で、プロスポーツクラブがどのように地域との接点をつくり、地域に根付いてきたのかをお話しいただきました。

特に印象的だったのは、最初からクラブのファンになってもらおうとするのではなく、まず知ってもらい、会場へ足を運んでもらうきっかけをつくること。

そして、バスケットボールのためだけではなく、「地域を盛り上げるためにクラブがある」という考え方です。

人口減少など地方が抱える課題がある中で、スポーツが人と人、企業、行政、地域をつなぐ存在になれることを改めて感じる時間となりました。

sports base fukuokaでは、今後もスポーツに関わるさまざまなゲストをお迎えし、スポーツビジネスや地域づくりについて学び、交流できる場をつくっていきます。

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開催概要

イベント名:sports base fukuoka エピソード5「縮小市場でNo.1になる経営戦略。秋田という課題先進県で学んだ、地方で勝ち残る実践論。」

日時:2026年8月19日(水)18:30〜21:00

会場:PEAKY’S(福岡市中央区大名2-1-20 ARK20 2F)

登壇者:水野 勇気 氏(秋田ノーザンハピネッツ株式会社 代表取締役社長)

主催:モリアゲアドバイザー / エンドライン株式会社

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