執筆者:エンドライン株式会社 営業部 スポーツ専門 松野 浩征
スタメン発表がアナウンスだけで終わっていませんか?
サッカーの会場で見られる「スタメンを見る時間」をアリーナ競技にも。スタメンパネルを毎試合の儀式に変え、撮影・スポンサー露出・勝利演出までつなげる方法を紹介します。
スタメン発表が、一瞬で流れて終わっていませんか?
一番注目される情報なのに、形に残らない
「今日のスタメンは誰だろう」
試合前、ファンが最も気にしている情報の一つがスタメンです。
推し選手は出るのか。
いつもと違うメンバーはいるのか。
それなのに、発表はどうでしょうか。
場内アナウンスで名前が読み上げられ、ビジョンに数秒映って、終わり。
売店に並んでいたファンや、トイレに立っていたファンは、その瞬間を見逃してしまいます。
「一番注目されている情報なのに、会場のどこにも残っていない」
そんな状態に、心当たりはないでしょうか。
結果として、
- ファン同士が「今日のメンバー」で盛り上がるきっかけが生まれない
- 試合前の時間が、ただの待ち時間になってしまう
- スタメンという強いコンテンツを、スポンサー露出に活かせていない
という、もったいない状況が続いています。
では、どうすればスタメン発表を「会場の盛り上がり」に変えられるのか。
そのヒントが、サッカーのスタジアムにある「スタメンを見る時間」にあります。
▼Jリーグ サガン鳥栖様の事例:スタメンパネル
実際、サッカーではスタメン発表が「儀式化」されていることもあります。サガン鳥栖様からも、パネルで発表する際にはファンの方が集まり、人だかりができるとのお声をいただいています。
この記事で分かること
- スタメン発表を、ファンが集まる「儀式」に変える考え方
- 発表時間・貼り出し演出・フォトスポットの3つの仕掛け
- スタメンパネルをスポンサー露出に活かす方法
- 毎試合続けるための運用チェックポイント
1. サッカーにあって、アリーナ競技にない「スタメンを見る時間」
サッカーのスタジアムでは、スタメンが発表されると、ファンが一斉にスマートフォンを取り出し、メンバーを確認し合う光景が見られます。
「今日はこの布陣か」
「あの選手が先発なら期待できる」
スタメンをきっかけに、試合前から会話が生まれる。
それが、サッカーの観戦文化の一部として根付いています。
一方、バスケットボールやバレーボールの会場ではどうでしょうか。
スタメンは場内演出の中で紹介されますが、ファンが立ち止まって眺め、語り合うための「場所」は、まだ多くの会場で定着していません。競技自体の特性もありますが、もったいない時間になっています。
選手紹介の演出が華やかな分、発表は「見るもの」で終わり、「集まるもの」にはなっていないのです。
ここに、アリーナ競技の会場づくりの大きな伸びしろがあります。
2. スタメン発表が流れて終わってしまう3つの理由
構造的な問題|発表が「一瞬」で設計されている
アナウンスもビジョンも、流れていくメディアです。
その瞬間に居合わせなければ、情報に触れることができません。
加えて、アリーナ競技では試合中のメンバーの入れ替わりが多く、スタメンだけに注目が集まりにくい面もあります。
POINT|見逃した人のための場所をつくる
見逃した人が、あとから確認できる場所がない。
これが、スタメン発表が会場に残らない一番の理由です。
心理的な問題|「わざわざ見に行く理由」がない
公式アプリやSNSでスタメンは確認できます。
そのため、ファンにとって会場で発表を見る意味が薄れています。
手元のスマートフォンで済んでしまう情報に、足を運ぶ理由は生まれません。
運用上の問題|試合前の現場に余裕がない
開場から試合開始までは、運営スタッフが最も忙しい時間帯です。
新しい演出を入れたくても、「手間が増えるなら難しい」と後回しになりがちです。
だからこそ、少ない手間で、毎試合続けられる仕組みが必要なのです。
3. 掲示ではなく「儀式」にする
スタメンパネルを置くだけでは、ただの掲示板です。
大切なのは、「毎試合、決まった時間に、決まった場所で、決まった形で発表される」という流れをつくることです。
以前ご紹介した勝利演出の記事でも、「装飾ではなく儀式をつくる」という考え方をお伝えしました。
毎回同じ流れが繰り返されることで、ファンはその瞬間を待つようになります。
待つ人が集まれば、そこに会話が生まれ、写真が生まれ、クラブの文化になっていきます。
スタメン発表は、毎試合必ずある出来事です。
儀式にするには、これ以上ない題材なのです。
ここからは、スタメンパネルを儀式に変える3つの仕掛けをご紹介します。
4. 仕掛け①:発表の時間を決める
最初にやるべきことは、掲示する時間を固定することです。
たとえば「開門30分後にスタメン掲示」と決め、毎試合その時間に発表します。
場内アナウンスやSNSで「◯時◯分、ここでスタメン発表」と予告しておくのも効果的です。
時間が決まっていると、ファンは逆算して行動するようになります。
その時間になると、パネルの前に人が集まり始めます。
パネルの近くにのぼりやXバナーを立て、「STARTING MEMBER 発表場所」と示しておけば、初めて来場した人でも迷いません。
「あの時間になれば、あそこで発表がある」
この共通認識が、儀式の土台になります。
5. 仕掛け②:人の手で一枚ずつ貼り出す
発表の方法にも、ひと工夫を加えます。
おすすめは、マスコットやチアリーダーが、選手の名前が入ったプレートを一枚ずつ貼っていく方法です。
ビジョンに一斉に表示されるのと、目の前で一人ずつ名前が並んでいくのとでは、見ている側の高まりがまったく違います。
「次は誰だ?」
「来た!」
一枚貼られるたびに、小さな歓声が上がる。
その様子自体が、動画で撮りたくなる光景になります。
ネームプレートをマグネット式にしておけば、貼り替えは数分で終わります。
一度つくってしまえば、シーズンを通して繰り返し使えるため、運営の手間も最小限に抑えられます。
6. 仕掛け③:そのままフォトスポットにする
発表が終わったスタメンパネルは、そのままフォトスポットとして活用します。
パネルの前にマッチデーパネルを置きましょう。わざわざ写真を撮る理由ができます。
「今日、推しがスタメンだった」
その記念を形に残せる場所は、ファンにとって特別な意味を持ちます。
試合開始まで、スタメンパネルは撮影の列ができる場所へ。
発表で終わらせず、試合前の時間まるごとを楽しめる場所に変えていくのです。
7. スタメンパネルはスポンサー露出の特等席
スタメンパネルには、スポンサーにとっても大きな価値があります。
それは、ファンが自分から見に来る場所だということです。
通路の看板は、通り過ぎる一瞬しか見られません。
しかしスタメンパネルは、ファンが足を止め、じっくり眺め、写真に収めます。
たとえば「STARTING MEMBER presented by ◯◯」のように、発表そのものにスポンサー名を冠する方法があります。
なるべくロゴは、パネルの上部や、写真を撮ったときに顔の高さに来る位置へ配置しましょう。
毎試合、注目され、写真に残る場所を目指す。
スタメン発表と撮影のきっかけを組み合わせることで、スポンサーのロゴに触れる機会をつくれます。
撮影人数や、ハッシュタグ付きの投稿数を記録しておけば、スポンサーへ施策の実施結果を数字で報告することもできます。
8. 当日の運用チェックポイント
スタメンパネルの儀式は、準備さえ整えておけば少人数でも運用できます。
CHECK|試合前に確認しておきたいこと
- 掲示時間を決め、事前に場内やSNSで予告しておく
- スタメン確定から掲示までの連絡ルートと担当者を決めておく
- ネームプレートは全選手分を用意し、背番号順に保管しておく
- 貼り出し役(マスコット・チアなど)の動きを事前に共有しておく
- 試合後にWINプレートを追加する場合は、担当者とタイミングを決めておく
特に大切なのが、スタメン確定から掲示までの流れです。
チームスタッフと運営スタッフの間で、誰がいつ情報を伝えるかを決めておくだけで、当日の慌ただしさは大きく変わります。
9. よくあるご質問(FAQ)
Q1. スタメンが直前に変更になった場合はどうすればいいですか?
A. マグネット式のネームプレートであれば、その場ですぐに差し替えが可能です。全選手分を用意しておけば、急な変更にも落ち着いて対応できます。
Q2. ネームプレートは、選手の入れ替えがあっても使い続けられますか?
A. はい。一枚ずつ独立したプレートなので、新加入選手の分だけを追加製作できます。シーズン途中の補強にも対応可能です。
Q3. 屋外会場でも設置できますか?
A. 屋外対応の素材や、風対策を施したスタンドをご用意しています。設置場所の環境に合わせてご提案しますので、お気軽にご相談ください。
10. まとめ
スタメンは、試合前に最も注目される情報の一つです。
それなのに、アナウンスやビジョンで一瞬流れて終わってしまうのは、とてももったいないことです。
- 発表の時間を決める
- 人の手で一枚ずつ貼り出す
- そのままフォトスポットにする
この3つの仕掛けで、スタメン発表を毎試合繰り返される「儀式」に変えていきます。さらに、勝った試合の後にはWINプレートを追加すると、勝利の記念撮影にもつなげられます。
儀式になったスタメンパネルは、ファンの会話を生み、写真を生み、スポンサーの露出価値まで高めてくれます。
サッカーの会場で見られる「スタメンを見る時間」を、あなたのアリーナにも。
まずは次のホームゲームから、始めてみませんか。
11. お問い合わせ
スタメン発表は、流れる情報から「集まる儀式」へ。
モリアゲアドバイザーでは、スタメンパネルやネームプレートのオリジナル製作をはじめ、フォトスポットやスポンサー露出まで含めた会場演出をご提案しています。
クラブ・会場運営のご担当者様へ スタメン発表を、ファンが集まる場所にしませんか?
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