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ボルクバレット北九州様の「ビジュアル統一によるブランド強化」事例

株式会社アジアスポーツマーケティング様
モリアゲ満足度

この度、モリアゲアドバイザーである松野が、Fリーグ所属プロフットサルチーム「ボルクバレット北九州」の浦上選手・山口様にお話を伺いました。写真撮影を含むメインビジュアルの作成など開幕前からの取り組み(ビジュアル撮影や製作物)について、昨シーズンの課題をもとにお伺いし、製作物の感想などをお伺いしました。

会社名 株式会社アジアスポーツマーケティング様
公式サイト https://sports.banklives.com/borkbullet_kitakyushu

お客様インタビュー

1. ビジュアルの刷新、抱えていた課題とテーマについて

Q1.今回ご相談いただくにあたり、新シーズンに向けて感じられていた課題や 狙いは何でしたか?
山口様:今回のシーズン開始にあたり、クラブでは「昨年まで写真撮影や広告物、グッズの制作を各社バラバラに依頼していたため統一感が欠けていた」という課題がありました。そこで今季は、取締役会でなるべくすべてを一社へ依頼し、一貫したビジュアル・制作物を揃えよう」との方針を打ち出し、シーズンを通して必要となるアイテム一覧を整理し、見積もりを複数社から取り、その中で「一式をまとめて依頼できる体制」を整える動きをとりました。また、法人格を「一般社団法人」から「株式会社」へと変更(3年をかけて準備)した背景には、グッズ販売などスポンサー収入以外の収益を得るための体制強化を行う意図がありました。
Q2.今回のシーズン開幕にあたり、クラブとしてどのようなテーマ・ビジョンを掲げていましたか?
山口様:クラブが掲げた今季のメインスローガンは「北九州ならできる」、サブスローガンは「ココロフルワス、ココロミタス、ココロカヨワス」。前者は、北九州市長が「北九州ならできる」という発信を間近にされていたところを、クラブとしてその言葉をそのまま採用したものですね。後者は新体制発表会においてGM・監督から提示された言葉を、クラブの戦略・ビジュアルへ落とし込んだものです。このように、「北九州」「九州」「ボルク」という地元・クラブのポテンシャルを強く打ち出し、他チームとの差別化と地域への発信を意識したビジョンが設定しました。
Q3.その中で、ビジュアル制作を強化しようと思った背景を教えてください。
山口様:上述の通り、昨年まで制作を分散していたため「スポーツチームとしてのビジュアルが伝わりにくかった」「何のチーム?」と思われた経験があったことが、ビジュアル強化の主な背景です。例えばポスターを制作した会社が映画的な表現に長けていたため「スポーツ感が弱かった」「フットサルチームであるということが明確に伝わらなかった」とのコメントもあります。それゆえ、「撮影・デザイン・グッズまで統一した表現体制を築く」「選手一人ひとりのビジュアルをしっかり立たせる」「ファン・地域に“かっこいい”“このクラブに注目”と思ってもらえる体験をつくる」という意図で、ビジュアル改定を強く打ち出されていました。
Q4.弊社にご依頼いただいた理由や決め手は何でしたか?
山口様:価格面・コストパフォーマンス:この価格帯で“これだけのパッケージ”をご提案いただけたこと。拡張性・将来的な提案力:単に今回のパッケージをこなすだけでなく、例えばオークション対応や今後のグッズ展開など「この先もできる/提案してくれる」というイメージを持てたことは大きかったですね。また、他社からの提案は「今回が初めてフットサルという競技に取り組む」という印象であったのに対し、エンドラインが既に他のクラブ(リーグ・フットサル関連)でも仕事された実績があるのは安心できました。これらの理由から写真撮影も含めて、「一式お願いするならエンドライン」という決断に至りました。

2. 撮影から始まる“共創”ストーリー

Q1.制作を進める中で、印象に残っているやりとりや提案などがあれば教えてください。
浦上選手:撮影前のポージングイメージ共有「この構えでお願いします」という資料を事前に貼っておいていただいたことで、選手が“何を求められているか”明確に理解でき、撮影が非常にスムーズでした。
※撮影の様子
山口様:また、ただ依頼したアイテムを納品するだけでなく、「この後こういうアイテムも作れますよ」という提案を頂けたことが、クラブ側にとって“将来的に頼める/広がる”という安心感にはなりました。過去に依頼していた会社の反省点として、「ポスターは素材として良かったが、スポーツチームらしさが弱い」「フットサルという競技が伝わっていなかった」という声があり、今回の制作ではその“スポーツ感”や“チームらしさ”の表現が重視されました。
Q2.撮影当日の雰囲気や、選手・関係者の反応についてはいかがでしたか?
浦上選手:撮影当日は「時間も思ったより早く終わった」「選手も乗り気で取り組んでいた」というポジティブな反応が多かったですね。選手側としても、ポージングや撮影構成が明確にされていたことで“悩まない”“迷わない”という安心感があったように思えます。特に、ポージングに悩んでいた選手にも準備段階でサポートがあったのが良かったです。

3. カードが名刺に、タオルが武器にー

Q1.実際に完成したビジュアル(のぼり・カード・ポスター等)をご覧になって、率直なご感想を教えてください。
山口様:よく地域の方やポスターを貼らせていただくお店や企業さんからは「スポーツチームとして“何をしているチームか”が分かるようになった」とのお声がありました。昨年までとは異なり、今季のビジュアルでは“フットルチームだ”と明確に認識できるという点で満足しています。
※今季専用のぼり
浦上選手:また選手目線としては、特に「カード(トレーディングカード/選手カード)」がスポンサー営業活動において非常に役立っていますね。「名刺代わりに使える」点が大きいです。名刺以上に見られて、そこから会話が広がったりしますので非常に助かっております。
山口様:ファン同士では、カード交換を行う、1種のコミュニティのきっかけにもなっております。

4. ポスターが街を染め、カードが会話を生んだ。広がり続ける“共感の連鎖”

Q1.ファンや地域、関係者など、外部からの反響や感想はどのようなものがありましたか? (トレカ・のぼり・ポスター・タオルなど)
山口様:グッズ(特にタオル)では「めっちゃ好評」「顔入りで今年のものがすごく良い」という声が多数。昨年のアクリルスタンドをめぐる“この選手の写真が悪い/こっちの写真が良かった”というクレームも、今年は起きておらず、その点でも改善が実感されています。
また、初開催の地域(例えば今季初開催の下関市・ 飯塚市)でも、配布物を通して「このクラブが来るんだ」「地域でイベントがあるんだ」という認知を少しずつ得られているようです。
Q2.実際にご使用された装飾・配布物などを通して、感じた変化や反応があれば教えてください。
山口様:学校へのチラシ配布や倫理法人会を通じた地域企業配布など、制作物を活用した地域浸透の仕組みができつつあるという手応えがあります。特に興味深いのが、カード交換会やファン同士の交流が始まっている点。「10枚買って交換し合う」「お気に入り選手のカードを入れておく」のような動きがファン内で起きており、物を媒介にしたコミュニティの種が生まれています。

5. 次の景色を、どう描く?クラブと地域をつなぐ“進化する表現”

Q1.今後、クラブとしてビジュアル面やコミュニケーション面で挑戦したいことがあれば教えてください。
山口様:来季に向けて今期が良い形にできたので、次がどう“映えるか”を考えなければならないです。特に「写真入りタオル」という前例ができたため、“次にどう変化をつけるか”が難しいという課題もあります。日本一イベント出演をするプロチームを目指したり、営業活動を通じて“見られる場”を増やしており、その体験を「クラブのファンになる」「競技フットサルを知る」という動きに繋げることが次の課題です。
浦上選手:日常生活の中にクラブを溶け込ませるアイテム(文房具、小物など)もあるといいなと思います。対象層(小学生・中高生)別のツール設計を進めても良いのではないかとも感じました。物を通して「視認性」「日常性」「体験性」を高めることで、SNSだけでなく“物として残る”価値を提供したいですね
山口様:また、九州にある数少ないF1チームとして、北九州だけでなく、フットサルの普及活動として九州全体を底上げし、「九州をフットサル王国」と呼ばれる地域に持っていくことがクラブの使命であると考えています。この普及活動の一環として、毎年他県で試合を開催しています。
Q2.弊社に、期待することや伝えたいメッセージがあればお願いいたします。
山口様:事例をたくさんお持ちなので、そこをもとに他クラブ・他競技の“成功例・良い事例”を教えていただきたいですね。事例を共有いただいて、他の競技ではこれが流行っているけどFリーグではまだ実施されていない取り組みとかを教えてもらえると嬉しいです。
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