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フォトスポットは試着室だ|グッズ売上が伸びる体験型撮影ブースの作り方

グッズ販促フォトスポット アイキャッチ

そのフォトスポット、ただの「記念写真」で終わっていませんか?

ホームゲームの会場作りにおいて、「等身大パネル」や「フォトスポット」は定番のファンサービスです。
しかし、MD(グッズ)担当者や興行担当者様からは、運用についてこのような悩みをよく耳にします。

「パネルを置いているけれど、ただの背景になっていて満足度が低い」
「フォトスポットで写真は撮ってくれるが、グッズ売り場への動線につながっていない」
「スポンサー看板を入れているが、広告効果を疑問視されている」

現状のフォトスポットの多くは、「来場記念の記録」としての役割しか果たしておらず、
チームの収益(グッズ売上やスポンサー価値)に直結する設計になっていません。
しかし、人間の心理と空間設計を少し工夫するだけで、フォトスポットは「最強のグッズ試着室」へと進化します。

本記事では、多層構造のパネルと心理学を掛け合わせ、
ファンが「楽しく体験して、思わずグッズが欲しくなる」新しいフォトスポットの形をご提案します。

 

目次

      1. 現状のフォトスポットが抱える「3つの欠点」
      2. 解決策:多層構造 × グッズ体験で作る「没入型スポット」
      3. なぜ、これでグッズが売れるのか?(心理学的アプローチ)
      4. 【スポンサーメリット】ロゴが「隠れない」から価値が上がる
      5. 【発展・応用】毎回「違う写真」が撮れる運用テクニック
      6. 導入時の注意
      7. まとめ:フォトスポットを「最強の販促ツール」へ

     


    欠点1 イメージ画像

     

    1.現状のフォトスポットが抱える「3つの欠点」

    ⑴ 「平面」だから没入感がない

    多くの会場で見られるのが、壁際に「等身大パネル」を「横一列に並べただけ」のフォトスポットです。
    これでは、ファンは「選手の横に並んで撮る」ことしかできません。
    写真の仕上がりも平面的になりやすく、ファンが求めている「選手と一緒にチームの一員になったような一体感」を提供しきれていないのが現状です。

    ⑵ 「手ぶら」だから棒立ちになる

    撮影の際、ポーズに困って直立不動になってしまうファンを見かけたことはありませんか?
    手持ち無沙汰な状態での撮影は、心理的な満足度を下げるだけでなく、SNSにアップした際も「楽しそうな雰囲気」が伝わりづらくなります。

    また、ファンが何も持っていないということは、そこに「商品(グッズ)」が介在する余地がないことを意味します。

    ⑶ 売上・スポンサー満足度への貢献が不明確

    「フォトスポットを作ったので、グッズが売れました」という報告ができるチームは稀です。
    通常、フォトスポットとグッズ売り場は物理的に離れており、導線が分断されています。
    また、背景にあるスポンサーロゴも、被写体(ファン)の体で隠れてしまったり、単なる柄として認識されたりと、広告としての価値を十分に発揮できていません。

     

     

    解決策イメージ画像

     

    2.解決策:多層構造 × グッズ体験で作る「没入型スポット」

    そこでご提案するのが、空間に奥行きを持たせ、実際のグッズを小道具として配置する
    「没入型・グッズ体験フォトスポット」です。

    ⑴ 空間設計:「多層構造」でファンを包み込む

    パネルをただ横に並べるのではなく、「背景」「奥」「手前」3層構造で作ります。

    ① バックパネル(背景)
    スタジアムの観客席やロッカールームなど、世界観を作る大型の背景パネルを設置します。

    ② 奥側の選手パネル(ホスト役)
    背景の前に、チームの主力選手やマスコットのパネルを配置します。
    ここには、しっかりと視認できる位置にスポンサーロゴを掲載します。

    ③ 手前側の選手パネル(演出役)
    ここがポイントです。
    ファンの立ち位置よりも「手前(カメラ側)」に、何かを差し出しているポーズや、ハイタッチを求めているポーズの選手パネルを配置します。

    ④ ファンの立ち位置(主役)
    ファンは「奥の選手」と「手前の選手」の間に挟まれる形で立ちます。
    これにより、写真に奥行きが生まれ、まるで「選手たちに囲まれている」「チームの輪の中に入っている」ような構図が完成します。
    平面パネルでは味わえない圧倒的な没入感が、ファンの満足度を底上げします。

     

    メリットのイメージ画像


    ⑵ 体験設計:撮影用グッズを「標準装備」する

    このフォトスポットには、撮影時に「自由に使って良いグッズ(見本品)」を常設します。

        • 応援タオル・フラッグ: 広げて持つだけでポーズが決まり、画面が華やかになります。
        • 選手と同じキャップ・ユニフォーム: その場で羽織れる大きめのサイズを用意します。
        • 応援メガホン・パペット: 手に持つだけで「応援している感」が出ます。

    「ご自由にお使いください」と書かれたカゴを用意し、ファンが撮影の瞬間にこれらのグッズを手に取る仕組みを作ります。


    なぜグッズが売れるのか?イメージ画像

    3.なぜ、これでグッズが売れるのか?(心理学的アプローチ)

    「ただ写真を撮る時に貸すだけで、売上につながるのか?」と思われるかもしれません。しかし、ここには強力な行動心理学が働いています。

    ⑴ 「保有効果」で手放したくなくなる

    行動経済学に「保有効果(Endowment Effect)」という概念があります。
    人間は、自分が一度手にしたもの、あるいは自分のものだと感じたものに対して、高い価値を感じ、「失いたくない(手放したくない)」と思う心理傾向があります。

    フォトスポットで応援タオルを広げたり、ユニフォームを羽織って笑顔で写真を撮ったりしている数分間、ファンはそのグッズを「所有している疑似体験」をしています。

    「このタオルを持っていた方が、応援が楽しいかも」
    「写真写りが良かったから、このまま持って行きたい(買いたい)」
    という感情が、理屈ではなく直感的に芽生えるのです。

    ⑵ 「試着」のハードルを下げる

    通常、グッズ売り場の商品(特に袋に入ったタオルやTシャツ)を勝手に広げて試着するのはハードルが高い行為です。
    しかし、フォトスポットにあるのは「撮影用小道具」です。
    ファンは遊び感覚で気軽に手に取ることができます。
    結果として、このフォトスポットは「世界一敷居の低い試着室」として機能し、商品接触回数を劇的に増やすことができるのです。

     

    後半部分の出力です。第4章「スポンサーメリット」から、第5章「飽きさせない運用工夫」、リスク管理、そしてまとめまでとなります。

     

    多層構造フォトスポットイメージ画像

    4.【スポンサーメリット】ロゴが「隠れない」から価値が上がる

    この多層構造フォトスポットは、スポンサー企業にとっても大きなメリットがあります。
    従来のパネルでは、「ファンが前に立つと、背景のスポンサーロゴが隠れてしまう」という物理的な問題がありました。

    ⑴ ロゴを「手前」に配置できる強み

    3層構造の「手前側のパネル(演出役)」にスポンサーロゴや商品を持たせることができます。
    ファンよりもカメラに近い位置にロゴが来るため、
    被写体に隠れることなく、写真に確実に写り込みます。
    「選手とファンが、スポンサー商品を一緒に持っている」ような構図を自然に作れるため、広告としての視認性と親近感が格段に向上します。

    ⑵ 「楽しい思い出」とブランドがリンクする

    ただ看板があるだけとは違い、ファンが「楽しい!」「嬉しい!」と感情を動かしている瞬間にブランドが寄り添うことになります。
    ポジティブな感情体験とセットで記憶されるため、スポンサーに対する好意形成(ブランディング)効果が非常に高くなります。

     

    運用テクニックイメージ画像

     

    5.【発展・応用】毎回「違う写真」が撮れる運用テクニック

    常設のフォトスポットは、「一度撮ったら終わり」になりがちです。
    しかし、この仕組みなら、低コストで新鮮さを維持し続けることができます。

    ⑴ 「小道具」を変えるだけでリニューアル完了

    パネル本体を作り変えなくても、手に持たせる「グッズ」を変えるだけで、フォトスポットの意味合いが変わります。

        • 新商品発売日: その新商品を置くことで「新作お披露目スポット」へ。
        • 季節イベント: ハロウィンのカボチャやクリスマスの帽子を置くことで「季節限定スポット」へ。
        • 勝利時: 「WIN!」のボードや祝勝グッズを置くことで「勝利記念スポット」へ。

    「あそこに行けば、毎回違う写真が撮れる」という認識を作ることで、
    リピーターが毎試合訪れる定点観測スポットになります。

    ⑵ パネルの一部を「差し替え可能」にする設計

    最初からパネルの一部(手に持っているボード部分や、スポンサーロゴ部分)を、
    マグネットやスリット式で「差し替え可能なパーツ」として制作します。

    これにより、イベントの告知内容や、マッチデースポンサーの変更に合わせて、
    数千円程度のパーツ交換コストだけで情報のアップデートが可能になります。

     

    6.導入時の注意点とリスク管理

    運用ポイント イメージ画像

    不特定多数がグッズに触れるため、衛生面と防犯面での対策が必要です。

    ⑴ 衛生管理とメンテナンス

    肌に触れるタオルや帽子などは、定期的な交換や消臭スプレーでのケアが必要です。
    「撮影用グッズは定期的に消毒しています」というPOPを掲示することで、ファンも安心して利用できます。

    ⑵ 持ち出し・盗難対策

    興奮したファンがついそのまま持って行ってしまわないよう、対策を講じます。

        • 物理的な固定: 小物類にはワイヤーやチェーンを取り付け、パネルや什器とつないでおく。
        • エリアの限定: グッズ売り場のすぐ横や、スタッフの目が届くコンコースの一角に設置する。

    ⑶ 混雑時のオペレーション

    「グッズを選んで、ポーズをとる」という工程が増える分、一人あたりの撮影時間は長くなります。
    ハーフタイムなどのピーク時に備え、待機列のライン確保や、
    「次の方のために譲り合って」というアナウンス掲示を準備しておきましょう。


    7.まとめ:フォトスポットを「最強の販促ツール」へ

    ⑴ 本記事のポイント整理

        • 多層構造化: 「手前・奥・背景」の3層で、ファンをチームの輪の中に没入させる。
        • 保有効果の活用: 撮影でグッズを「使う」体験が、「欲しい」という感情を呼び起こす。
        • スポンサー価値向上: ロゴが隠れない設計で、写真映えと広告効果を両立する。
        • 飽きない運用: 小道具とパーツの差し替えで、毎試合新鮮なスポットに変える。

    ⑵ 「体験」がファンの財布の紐を緩める

    ただグッズを並べて「買ってください」と言うよりも、
    「このタオルを持つとこんなに楽しい写真が撮れますよ」と体験してもらう方が、
    購買への距離は圧倒的に縮まります。

    次のホームゲームでは、記念撮影の場所を、
    売上と笑顔を生み出す「体験型フォトスポット」にアップデートしてみませんか?

     

    制作・企画のご相談はこちら

    「既存のパネルを活かしたい」
    「どんな構造なら置ける?」
    など、会場のスペースに合わせたご提案をいたします。
    お気軽にご相談ください。

    TEL:050-1871-2445 受付時間 9:00-18:00(土・日・祝日除く)
    Web:
    https://www.sports-decoration.jp

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